- 作者: 吉野弘
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 文庫
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この詩人の「ある詩」を、確か中学生のときに国語の教科書で読み、感動したのを覚えています。
「I was born」
それまで詩を読んで感動したことはなかったし、「散文詩」という物語のように文章を連ねる詩のジャンルがあることも新鮮でした。
こういう詩を書いてみたい、こういう詩なら書けるかもと思いながらも、未だに書けないでいます。
「夕焼け」もすぐに「読んだことある!」と気付きました。これも教科書。何十年もの時を超えて、消えないで心に残ってるなんてすごい。
吉野弘さんの才能はもちろん、詩を受けとめた私も多感だったのかな。今の私はどうだろう。この詩集の、今回初めて読んだ詩のなかで、同じように私の心に静かにしまいこまれた詩はいくつあるかな?