花燃ゆ展

江戸東京博物館で行われている特別展「花燃ゆ」に行ってきました。

久々に長州藩が中心の幕末大河ドラマということで楽しみにしていましたが、久坂玄瑞の「奥さん」が主人公で、歴史ドラマを期待していた私にとってはちょっと物足りない内容になっています。

なぜに無名の文さんを主人公に?という疑問も出てきているみたいですが、今日の展覧会で色んなことがわかりましたよ。

久坂玄瑞の死後、毛利家の奥女中になった。と、ここまでは知ってる範囲内。その後、姉の寿の看病と義兄楫取素彦(小田村伊之助)の世話のために萩と関東を行ったり来たりしてたとか、楫取と再婚後は幼稚園設立の支援をしたり、天皇の皇女の養育係になったりとか・・・知らなかったことが色々出てきました。

再婚後は男爵夫人という身分があったからでしょうが、様々な事に関わっていたみたいです。京都御所で「朝敵」として死んでった久坂を思えば、皇女の養育係なんてきっと感慨深かったでしょう。

文(美和)さんの人生は久坂玄瑞の死後、本格的に始まったのかもしれないですね。それにしても、久坂から文への手紙を楫取が「涙袖帖」という巻物にまとめたエピソードは胸にくる。今回、現物が観れて感無量です。楫取さんも優しくてまめな人だったんだな。

松下村塾で使っていた机などが観れたことも貴重でした。長州が主役の展示会が東京で開かれたのも、大河ドラマのお蔭ですね・・