2020年1〜3月期ドラマ

「恋はつづくよどこまでも」

王道ラブコメ。最近あまりこういうドラマは観ていなかったけれど、世の中が殺伐としているなかで、このドラマを観ているときは単純にホッとするみたいな。

最初うざかった上白石萌音ちゃんが段々かわいく見えてくるし(笑)佐藤健のあのツンデレは最強。香里奈さまのオーラは健在。山本耕史は若手を見守る上司のポジションをやる年齢になったのね・・

ちょっと最終回はイチャイチャしすぎで「ごちそうさま!」を通り越して胸やけしたけど(笑)

 

「知らなくていいコト」

吉高由里子が出ているドラマにハズレはないと思っているけど、このドラマはまさに秀作でした。お仕事ドラマでもあり、ミステリーでもあり、恋愛ドラマでもあり。連続ドラマのおいしいところをいくつも詰め込んでる。

話題になっていたのが、元カレの尾高さんを演じていた柄本佑。決してイケメンではない彼を、恋愛パートのキーになる役柄によく抜擢したなと思う間もなく、最初からしっくりきてた。演技力の高い役者さんって演技でイケメンの雰囲気を出すこともできるんですね。

週刊誌の現場のウラを描いていたのも興味深く。何かとゲスいイメージを持たれがちな週刊誌だけど、佐々木蔵之介が演じていた編集長のように志をもってやってる人もいるのか。いないのか。

 

「病室で念仏を唱えないでください」

医療ものドラマが多かった今クールの作品のなかでも異色作。救命救急医でありながら坊さんでもあるという主人公。袈裟で病院来られたら縁起悪いったらありゃしない(笑)

実際、このドラマでは比較的、患者さんが亡くなるパターンが多かった。現実にはいないようなスーパースキルをもっている医者が出てきて、治らないような病気も直して一見落着!みたいな医療ドラマが多い中、現実では病院は多くの人が死を迎える場所でもあり。

生きとし生けるものは必ず死ぬ運命にあり「どう死んでいくのか、残されたものはどう生きていくのか」は避けることができないテーマ。そこにまっすぐに向き合った医療ドラマは初めてではないかと思いました。

伊藤英明の演技に何度も心動かされ泣きました。ムロツヨシの二面性のある役どころも、絶妙な匙加減。ダークヒーローでありながらちょっと笑ってしまうという。ゲストで吉沢悠も出てた!素晴らしい演技だったなあ。