「アルトゥロ・ウイの興隆」

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草彅くんの顔が怖いポスター!ヒトラーアメリカのギャングに置き換えて語るという舞台で、主役のヒトラーを演じているためこのような怖い顔をしているのですね。

白井晃演出の舞台を観たのはこれで2作品目。昨年、観劇した「華氏451度」も斬新な舞台装置や演出に圧倒されましたが、今作もヒトラーが民衆を扇動して支配していく様を、ジェームス・ブラウンの音楽で表現するという挑戦的な舞台。

生演奏を担当するのはオーサカ=モノレール。平井堅のアルバム「JAPANESE SINGER」の中の「Girls 3x」の制作に関わっているグループなんですね。本格的な懐かしいファンクミュージック!迫力満点のステージでした。

草彅剛のハイテンションのボーカルやダンスもすごい。40歳過ぎて、あんなにステージを縦横無尽に飛び回って踊りまくってシャウトしまくって、直後に冷徹な演技してる。彼の舞台のチケットはなかなか取れなくて、やっと初めて観に行けたわけだけど身体能力の高さに驚きました。

内容は考えさせられる怖い内容で。白井さんの舞台は華氏451度」のときもそうだったけど、ちょっと難しいんですよね。ただ、今作はラッキーなことに2公演のチケットが取れたので、2回観ることができ内容もかなり理解できました。

インフルエンザに感染した出演者がいたとかで3公演が中止になったというのに、2回も観に行くことができて、なんか申し訳なかったです。