「No.9-不滅の旋律-」

昨日17日午後の赤坂ACTシアターの公演を観劇しました。

稲垣吾郎の舞台を観るのは初だったのですが、普段の穏やかなイメージとは違うベートーベンという激しい役柄が意外に嵌っていました。

特に良かったのは一幕の最後、盛り場でフランス兵たちを相手に「喜びの歌」を披露(正確には楽譜をフランス兵に渡して歌わせる)するところ。ピアノの上にたって指揮をする彼が大きく観えました。

二幕の最後、第九の演奏会で指揮するところも「小澤征爾出てきた?」って錯覚するくらい(笑)、迫力がありました。元々「喜びの歌」が好きなこともあるけれども、うるっときましたね。

白井晃演出の舞台は「華氏451度」を先日観劇したばかりですが、今回も舞台の使い方のうまさを感じました。舞台装置が凝ってるんだよね。「華氏451度」では「本棚」、「No.9」では「ピアノ」といったその舞台のモチーフといってよいアイテムを印象的に配置し、使い倒している感じ。舞台装置を観ているだけで、その世界観にスッと入り込んでいけるような・・

願わくば、もっと前の方の席で観たかったですけどね。2階席の最後列でしたから。やっぱりSMAPさんは人気あるから、チケット取りにくいんですよね(笑)