「20200101」

20200101 (初回限定・観るBANG!)(特典なし)

20200101 (初回限定・観るBANG!)(特典なし)

 

 

 「20200101」は香取慎吾のアルバムタイトル。「ニワニワワイワイ」と読む。なんか彼らしいでしょ。

SMAP解散騒動からSMAPのことが気になり始め、過去のアルバムやシングルをTSUTAYAさんの力を借りてほぼ制覇。曲の多彩さ、6人の声の個性、メッセージ性。魅力はいくつもあるけれど、もともと「慎吾ちゃん派」の私は彼の歌に注目。ソロ曲中心のプレイリストまでつくりました。

以前、彼の歌について「なんか意識的に曲によって声や歌い方を変えている気がする」と評したことがあったけれど、この新作アルバムでもそれは顕著でした。

 いろいろなタイプのアーティストとコラボしているんだけど、それぞれの曲の特徴をよくとらえて香取慎吾味にして表現していると思います。ヒップホップにもいろんなタイプの曲がある中で、それぞれ違う味付けの凄ワザラップで対応。のびやかでパワーあふれる歌声も聴いてて気持ちいい。

ブラックっぽい曲が多いのが私好みなのですが、歌詞が印象に残る曲も多い。特に  4曲目の「welp」と9曲目の「OKAY」。

「welp」は全12曲の中で唯一、歌詞のクレジットにShingoの名前がない(他の曲は他の方との共作)なのですが、慎吾ちゃんの解散騒動のときの気持ちを歌っているんじゃないかと深読みしてしまう。メロディラインも素敵な曲。

「OKAY」はSMAP時代最後のソロ曲「SKINAIRO」をつくってくれたSALUさんと再びタッグ。この曲の歌詞もまた慎吾ちゃんの生きざまそのものって感じで、ヒップホップなのに泣きそうになる。陰から陽への流れの表現が秀悦で最後にはすごい前向きになれる。彼のことを心配していた3年前くらいの私にこの曲を聴かせたい。

香取慎吾のこんな新作が聴ける日が来るとは・・・願わくばライブにも行きたいです。

「初回限定・観るBANG!」についてる「FUTURE WORLD」のPVがまたいい!ここで役者としての表現力も堪能できます。監督は「台風家族」の市井監督。「台風家族」は酷評しちゃいましたけど、このPVではいい仕事してます!