2019年のドラマを勝手にランキングしてみました。
1位「俺の話は長い」日本テレビ 10-12月期
2位「ドクターX」テレビ朝日 10-12月期
3位「凪のお暇」TBS 7-9月期
4位「グランメゾン東京」TBS 10-12月期
5位「わたし、定時で帰ります。」TBS 4-6月期
6位「これは経費で落ちません!」NHK 7-9月期
7位「G線上のあなたと私」TBS 10-12月期
8位「まだ結婚できない男」フジテレビ 10-12月期
9位「Heaven?」TBS ~ご極楽レストラン~ 7-9月期
10位「同期のサクラ」日本テレビ 10-12月期
思いついたことを羅列すると、
●「俺の話は長い」の脚本、役者陣が秀逸すぎ。ホームドラマが絶滅状態だったことにも気づかされた。
●「ドクターX」は結末がわかっているのになぜおもしろいのだろう。最終回の前の回でめずらしく弱音をみせた大門未知子に不覚にも感動してしまった。
●高橋一生は往年のトレンディドラマのような「東京独身男子」で、らしくない往年のトレンディ俳優のような役をやっていたが、「凪のお暇」のようなちょっとメンヘラな役の方が実力を発揮する。
●キムタクはアンチヒーローと見せかけて本当はヒーローだったという役がお似合い。
●「わたし、定時で帰ります。」の向井理がかっこよすぎた。「きみが心に棲みついた」で演じたダークなイメージが消えてくれた。
●「わたし、定時で帰ります。」で中華料理屋の中国訛りの中国人店主を演じていた江口のりこは「これは経費で落ちません!」ではネイティブ発音の英語を多用するキャリアウーマンを演じていた。
●「これは経費で落ちません!」はドラマの世界では主人公の左遷先になったりする経理部にスポットライトを当てた画期的な作品だった。
●「G線上のあなたと私」のバイオリン教室の生徒3人組は「シャーロック」のディーン・フジオカ演じる獅子雄にバイオリンを教わったらいいのでは?
●「まだ結婚できない男」が「結婚できない男」の続編として13年ぶりに制作されたことはびっくりだったが、阿部寛の変わらぬ変人ぶりにもびっくりだった。
●「Heaven?」は「動物のお医者さん」と同じ原作者の漫画だと知って妙に納得した。
●「同期のサクラ」は「島の橋がかからない&じいちゃんが死んじゃう回」はすばらしかったが、その後の展開がはてなだった。
●「同期のサクラ」の主人公と「G線上のあなたと私」の主人公はどちらもメガネをかけた女性だった。
●1-3月期のドラマが1本もランクインしていない。
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主演男優賞
木村拓哉「グランメゾン東京」
最終回、鈴木京香演じる倫子の魚料理を食べたときの「感動・衝撃・嫉妬」の入り混じった表情の演技に感服。最後の最後でもっていってしまうオーラは変わらない。
高橋一生「凪のお暇」
心に闇をもち、好きな彼女に素直に接することができず傷つけつづける男。ともすれば、ただの嫌な男になってしまうところを、コミカルな脚本、演出のおかげもあり愛すべきキャラクターにつくりあげた力量に俳優としての底力を感じた。
主演女優賞
高畑充希「同期のサクラ」
かなり個性的でトリッキーな役柄であるにも関わらず、観ているものに共感性をもたせてしまう説得力のある演技はさすが。
小池栄子「俺の話は長い」
生田斗真との姉弟ケンカが自然で息ぴったり。元々演技のうまい女優で、こういった会話劇では特に本領を発揮。
特別賞
安田顕「俺の話は長い」
武田真治「凪のお暇」
江口のりこ「わたし、定時で帰ります。」「これは経費で落ちません!」
ベッキー「これは経費で落ちません!」
桜井ユキ「G線上のあなたと私」
志尊淳「Heaven?」