「ロケットマン」

エルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画だということ以外、ほとんど予備知識なく観に行きました。

エルトン・ジョンについても名前はもちろん知っているけれども、ちゃんと聴いたこともない。実際、劇中で流れている曲はすべて彼の曲のようなのですが、知ってる曲は2曲だけでした。

とにもかくにも主人公エルトンが人間くさい。存命だから逆にここまで赤裸々な映画がつくれるのか。その人間くささ丸出しのエルトンをタロン・エガートンという俳優がうまく演じているんです。まだ29歳というのは驚き!ぽっちゃりした体格のせいか貫禄がすごい。

ど派手なステージ衣装もびっくりで、エンドロールでは劇中のシーンと実際の映像を比較するかたちで映してくれましたが、本当に派手です。こんな人なんだあと(笑)その姿に、コンプレックスとスター性という相反するものと戦うエルトンの心情が透けて見えるような。

ファンの人にとっては彼の曲が満載で垂涎ものの映画なのでしょうか。それとも、本人以外が歌うというところに違和感を感じるのでしょうか。私はエルトンの歌をよく知らない分、楽しめたのかもしれません。タロン・エガートンの歌、素晴らしかったですから。

 

 

ロケットマン (オリジナル・サウンドトラック)

ロケットマン (オリジナル・サウンドトラック)