- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2002/12/21
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (41件) を見る
連合赤軍の「リンチ殺人事件」を描いた映画。最近、「ツイン・ピークス」に出演するということで話題になっている裕木奈江が、冷酷非道な幹部(永田洋子がモデル)を演じています。
極寒の地で、革命のために仲間を14人も虐殺するという、ただひたすら暗く理解不能な物語。ですが、30年後の事件を知らない世代が劇中劇を演じているという設定なので、とまどいながら演じる彼らに感情移入できました。
この時代の空気を吸っていた人たちは、どこか懐かしさを感じたり共感したりするところがあるのでしょうか。ちょっとわからないです。
裕木奈江は本当に怖かった。童顔の地味で大人しそうな女の子が感情を消すと本当に怖い。でも、旦那さんとの別れのシーンではきれいな表情をしていたな。雰囲気のある女優さんなので、もっと日本の作品にも出てきてほしいです。
あと、政治家になった山本太郎とか「NEWS ZERO」の板谷由夏とか、最近亡くなっていたことがわかった川越美和とか意外な顔ぶれも観れました。川越さんの件は本当にショックでした。この映画で、声が印象的な女優さんだったことを思い出しました。大柴邦彦も懐かしかった。
もう16年前の作品なのですね。