2018年7〜12月期ドラマ

2018年7〜9月期ドラマ

「グッド・ドクター」
サヴァン症候群の小児外科医を主人公にしたヒューマンドラマ。
私がこれまで観てきた山崎賢人はイケメンのちょっととっつきにくい人というイメージだったのですが、見事にこのイメージが崩れました。ひたむきで純粋で心のきれいさが訴えかけてくる感じ。「サヴァン症候群」という病気を勉強して、しっかり役作りをして挑んでいたというだけあってうまかったと思います。今後が楽しみ。

上野樹里の受けの演技も◎。小児科を舞台にしたドラマというのも興味深かったです。


「透明なゆりかご」
小さな産婦人科でバイトとして働く女子高生が主人公の物語。毎回、様々な事件が起こる、というところは「グッド・ドクター」と似ているのですが、こちらの作品はよりシビアで甘さのないドラマだったと思います。

産婦人科は新たな命が生まれてくるという喜びの場所であると同時に、生まれる前に中絶されるたくさんの命を送り出す場所でもある。そんな過酷な現実に高校生で向き合うことになった主人公のアオイ。

アオイ役の清原果耶が素晴らしかったです。とんでもないことを知ってしまった!というようなあの目の演技が忘れられない。ものすごい感受性をもっているんじゃないかな。見た目は地味目ですが、この子も今後出てくるでしょう。


2018年10〜12月期ドラマ

「獣になれない私たち」
このドラマ、ここ数年の連ドラの中で一番好きです。毎週楽しみにしていたので、録画じゃなくてほぼリアルタイムで観ていました。視聴率的には苦戦していたようだけど。

ブラックな社長の下で仕事ができることをいいことに、いいように使われている主人公の晶。彼氏はいるけど、事情があり元カノとの同居を許さざるを得ない状況。そんな彼女にとってオアシスともいえるのが足繁く通うクラフトビールのお店。そこの常連客、恒星との微妙な関係・・

このドラマの視聴率が伸び悩んだ理由として、過酷すぎる現実をドラマでまで観たくなかったというのがあるらしいけど、確かに実際にありそうな現実がいっぱい描かれてはいました。でも、私は不思議とストレスにはならず楽しんで観れました。それは新垣結衣があまりにかわいく魅力的だったからかも、彼女が演じるといい意味で悲惨さがないんです。

恒星を演じていた松田龍平の無機質な感じもやっぱりいい。意外性はないけど。他の役者さんもみんな役に嵌ってて、キャスト全員好きだと思えるってなかなかないと思います。とにかく私的には結末も含めて大絶賛です。


「大恋愛 〜僕を忘れる君と」
戸田恵梨香ムロツヨシという美女と野獣コンビによるラブストーリー。ムロツヨシがラブストーリーってどうよ?と思ってたけど、適度にムロさんらしくおもしろい感じで、でもふとした瞬間イケメンに見えてしまうという「ムロマジック」にまんまと嵌りました。

あと、戸田恵梨香ってホントに演技うまいなって。バリバリ女医として活動していた頃と、若年性アルツハイマーを発症してからの呆けた雰囲気が全然違う。それをわざとらしくなく自然に表現していたと思います。

実生活でも結婚しちゃえばいいのにと言いたくなるほど、いい雰囲気のお二人です。


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今年後半のドラマを振り返って思ったことは、私は役者さんの演技を観るのが好きなんだなと。もちろんストーリーも重要だけど、役者さんの演技に着目していることが多いなと思います。だから、二次元が苦手なんだな〜