昨年の振り返りシリーズ、ドラマ編。
「嘘の戦争」（1〜3月期）
草なぎ剛の復讐シリーズ第2弾。第1弾の「銭の戦争」に比べても、かなり過酷な内容。主人公の過去が壮絶過ぎる！ただ、こういう役をやるとハマるのが草なぎ君だから。巧みな演技というよりも、感情に訴えかけてくる演技なんだね。
最終回が素晴らしかった。こんなに後味のよい鮮やかな最終回はなかなかない。そこはシュールな最終回だった「銭の戦争」と対極でおもしろかったです。
「カルテット」（1〜3月期）
松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という、ややマニア受けする役者4人が集まりました。会話もおもしろいし、ミステリーの要素もあって楽しめたけど、印象深かったのが「悪役」吉岡里帆。彼女の悪役ぶりに胸がざわざわするくらいイヤな気持ちになりました。うまいってことかな？
「スーパーサラリーマン左江内氏」（1〜3月期）
藤子・F・不二雄ってこんな作品もあったんだ、そしてこれをよく実写ドラマにしたな！最高におもしろかったです。個人的には賀来賢人がヒットでした。最後のダンスも流行りにのった感はあるけど、大好きでした。
「小さな巨人」（4〜6月期）
こういう熱いドラマが好きです。大きな組織と戦う人を素直に応援したくなる。長谷川博己と香川照之の演技合戦も見ごたえ十分で。そして、なんといっても主題歌「ノンフィクション」が盛り上げてましたよね。特に最後の方の「叫べ叫べ叫べ」が効いてました。
「フランケンシュタインの恋」（4〜6月期）
なかなかエキセントリックなドラマでしたが、綾野剛の寂し気な目が妙にリアルで、本当にフランケンシュタインに見えてしまったから不思議です。誰にでもできる演技ではないと思います。
「ハロー張りネズミ」（7〜9月期）
あまり話題になってなかったけど、ちょっと変わったおもしろいドラマでした。山口智子は蓮っ葉な役がお似合いで。久しぶりに出てきてこの役柄ってのも、おもしろかったけど、主役じゃないのが寂しい気もする。
エンディングテーマがオシャレで好きでした。
「監獄のお姫さま」（10〜12月期）
これまた豪華なキャストで。小泉今日子、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂という芸達者が集まり、それぞれが自分の個性を発揮してました。伊勢谷友介は胡散臭さ全開で（笑）あまりテレビドラマに出ない方なので観ていて新鮮でした。
「コウノドリ」（10〜12月期）
シリーズ第2作なんですよね。1作目は未見です。シリーズ化するということは内容がいいのかなと、今回は観てみました。
出産や新生児に纏わる物語をとても丁寧に描いていて、ドラマだということを忘れ毎回号泣してました。ここでも綾野剛がいい仕事してる。こんな産婦人科医、いたらいいよね。
「陸王」（10〜12月期）
「小さな巨人」に続く日曜劇場の「熱い」シリーズですね。小さな組織が大きな組織に挑んでいく。やっぱり素直に応援したくなる。役所広司の演技がドラマで観られたのも嬉しい。テレビ画面からはみ出しそうな迫力でした。そして、それに負けない「いぶし銀」の寺尾聰も良かったです。
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そういえば、年末から年始にかけて「逃げ恥」を再放送していたんで、観てみましたよ。じっくり観てみたら、おもしろいといってる人の気持ちがわかった気がしました。でも、最終回はよくわかんなかったかな。主人公2人が理屈っぽいのが性に合わないのかな。最後のダンスはやっぱり楽しい。
