「2016年のドラマ」

ここ数年、大晦日にその年のドラマを振り返っていたのですが、去年はできなかったので年明け一発目に書いておこうと思います。



<1〜3月期>
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
ふぞろいの林檎たち」みたいな昔の匂いがするドラマだったな。
最後のファミレスのシーンは名シーンだと思います。久しぶりにあった彼(高良健吾)に対して心にもなくツンツンする彼女(有村架純)。そんな彼女の態度を全く気にすることなく、ただただ笑顔の彼。気付くと2人とも笑顔。2人の関係性が素敵すぎる。


「家族ノカタチ」
香取慎吾については、キャラものや犯罪者など変わった役柄で存在感を発揮している反面、等身大の役柄はピンとこないな・・と思っていました。でもこのドラマでは、ハマってましたね。繊細な演技で主人公の心の動きをよく表現していたと思います。
上野樹里とも相性ピッタリなのは意外でした。



<4〜6月期>
「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」
結婚できない(しない??)主人公が主役ということで「家族ノカタチ」みたいなドラマかと思いきや、全然違いましたね。こちらの方がコメディ色が断然強かったです。ちょっと最終回は「?」だったけど、楽しんで観れたドラマです。


「ゆとりですがなにか」
今年のドラマで一番好きだったかも。演劇的な面白さっていうのかな。突飛な設定やおふざけな要素もあったりするんだけど、なぜか違和感を感じず楽しめました。安藤サクラがいい味を出してました。



<7〜9月期>
「はじめまして、愛しています。」
特別養子縁組をテーマにしたドラマ。養子を育てることの過酷さ、壮絶さは想像以上でした。尾野真千子のひたむき過ぎる演技に感動して毎回、涙。子役の横山歩の無表情演技も凄いものがありました。



<10〜12月期>
「ドクターX 〜外科医・大門未知子〜」
もう今年で4回目になるのかな。レビューは書いたことないけど、毎回欠かさず観ています。もう水戸黄門のようにマンネリなんだけど、それがいいのかな。もう私の尊敬する人=大門未知子ですから。


「砂の塔 〜知りすぎた隣人」
このドラマは家族をテーマにしたドラマで、サスペンス風の作りになっているんだけど、毎回涙してしまうというドラマでした。
特筆すべきは松嶋菜々子。怖いけれど悲しい女を怪演。「家政婦のミタ」も影のある女の役だったけど、こういう役をやらせるとうまい。


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あんなに話題になった「逃げ恥」観てません。人に勧められて1回観たけれど、何がおもしろいのかわからなかった(笑)「君の名は。」も、それほどいいとは思わなかったし。私は非国民でしょうか(笑)

世間一般の感覚と私の感覚に、かなりの隔たりがあるのか。単に私の感性が鈍ってきているのか。わかりませんが、みんながいいと言っているものを単純にいいと言えないことが目立つ1年でした、個人的に。

さあ、今年はどんな作品が出てくるのでしょうかー