「お蔵出し映画祭2015でグランプリ&観客賞を受賞」
”お蔵出し映画祭”なるものがあるということを初めて知りました。そう、この作品はもう何年も前に制作されて、なぜかそのままお蔵入りされていたんですよね。
それが今になって評価されて、全国で上映されることに。もう観れないのかと思っていたけれど、この映画祭のおかげで観ることができたということですね。
吉沢悠くんの映画を本当に久しぶりに観ました。で、やっぱりハートフルでいいなあって。数年前の、今より少し若い彼ではあるけれど、ひたすらにピュア。
この映画での役どころは、父との確執を抱えた年上の妻を、時に戸惑いながらも暖かく包む旦那さん。ピッタリの役柄でしたね。
小西真奈美演ずる奥さまはちょっと幼い印象。いい年して「おんぶ」はないよね(笑)「おんぶ」がこの映画のキーではあるんだけど。鼻にかかった甘えた声も、小西さんの得意技ではありますが、好き嫌い分かれるところでしょうか。
ストーリー展開に派手さはなかったけれども、登場人物の心の動きを丁寧に描いていて、最後は泣いちゃいました。思ってた通りの展開だったのに。。
感情表現が苦手な、典型的な昔の時代の父親を演じた石橋蓮司氏のリアルな存在感はさすが。美容院で「義理の息子」に髪を洗ってもらうシーンはユーモラスで大好きだな。
そういえば、私が観に行った日は私以外の観客がほとんどオジサマだった。。それこそ蓮司さんのような。コニタン目当て?