ロウドクノチカラ「アヒルと鴨のコインロッカー」

作家、伊坂幸太郎の小説を朗読劇にして上演する「伊坂幸太郎専門劇団・ロウドクノチカラ」の公演を、ラゾーナ川崎プラザソルにて鑑賞してきました。(昼の部)

吉沢悠が客演ということで、それ目当てだったんだけど、朗読劇自体の完成度が高くすっかり内容に引き込まれました。休憩10分挟んで約3時間!本1冊読み終えた後のような充実感と疲労感・・

ただの朗読だったら観ている側の集中力も続かなそうだけど、読み手の動きもあるし、映像や音楽を上手く使っているので飽きませんでした。重要な言葉は映像でも表示されて効果的。

正直、初めて伊坂幸太郎がおもしろいと思いましたよ。本も映画もただの演劇も私にはダメだったのに。この「アヒルと鴨のコインロッカー」という原作自体も良いのかもしれないけど。

吉沢君の声も素敵でしたが、やっぱり動きのある演劇の方がより良さが出るかな。舞台をひょいひょい動き回っていた「宝塚BOYS」の印象が鮮烈で・・河崎役の金純樹さんも良かった。ちょっとダルビッシュに似ていて演技もうまくて。いろんな所に出てきて欲しいですね。