泣くつもりはないんだけど、どうしても泣けちゃうドラマ。
いや、本当に素晴らしいドラマだと思う！「暗い」などと言われてるみたいだけど、ただ「設定が不幸」ということで、そう思われてるんじゃないかな。
主人公の小春には、自分よりも大切な愛する子供たちがいる。それだけで彼女は幸せだと思うし、このドラマの中の「ひかり」だと思います。（満島ひかり、だからってわけじゃないけどね）
反面、自分の血を分けた子供をうまく愛せない小春のお母さんは、本当にかわいそう。父親の違う、もう１人の娘がやらかしてしまったことが、彼女を苦悩の淵に陥れてしまいました。
登場人物の繊細な感情を丁寧に描いた脚本も素晴らしいし、このドラマを盛りたてている役者さんたちがベストメンバーで、こんなドラマはなかなかないです。
満島ひかりのリアルすぎる演技も話題になったけど、あの子役たちの演技に食われず親子になりきっているのは凄いです。
そして、田中裕子と小林薫のコンビといえば、「向田邦子ドラマシリーズ」。この２人をセットで観れるだけで往年のドラマ好きなら涙ものでしょう。
屈折した妹役の二階堂ふみも印象深い、彼女にしか出せない存在感を出しています。
今後、小春とお母さん、そして父親の違う妹の３人がどう対峙し関係していくのか楽しみで目が離せません。
