まさかのサイレント映画です。チャップリン映画大好きな私にとって、この映画も宝物のような作品になりました。
サイレント映画のおもしろいところ。それは劇中の人物の話していることがわからなくても、なんとなくニュアンスで理解できてしまうところだったり、映像と音楽の融合に集中できるところだったり。
話題になっているのが、あの俳優犬アギーですよね。犬の場合、どちらにしてもセリフのない演技をしなくちゃならないから、サイレント映画にはうってつけ。あの必死で走って助けを求めるところ、一番泣きました。ホント、アギーにもアカデミー賞あげたい。
サイレント映画全盛の時代から、新しいトーキーの時代に移り変わっていく流れのなかで、もがき苦しむサイレントのスター俳優の姿を、21世紀にサイレントで描いちゃうって本当に斬新です。
ラストも秀逸だし、映画への愛を感じました。なんか火事のシーンがあったせいか「ニューシネマパラダイス」を思い出した。あの作品も映画への愛に溢れていましたね。
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音楽もすばらしい!