NHK土曜ドラマ「こんにちは、母さん」

今日の最終回を観ていて、母さん役の加藤治子の演技に本当に感動してしまった。

息子役の平田満との、「演劇」特有の長回し風のシーン。老いと向き合う老人の本音の吐露が、悲しく投げやりで、でもどこか笑えてしまう。

単純に「泣かせる」芝居ではなく、胸にズシーンとくるような重みのある芝居。

先日、やはり老いをテーマにしたドラマで主演していた、三国連太郎の演技も素晴らしかった。生意気な言い方だけど、年を重ねた役者にしかできない演技ってあるんだろうなと思わせる芝居でした。