昨日、新宿のサザンシアターで上演された劇団民藝公演。
夫婦と出戻りの娘が経営しているペンション「林の中のナポリ」は、冬になると客足が途絶えてしまいます。「旦那が陰気」とネットで噂が流れたのも一因。そんなある日、念願のお客様である老婦人が宿泊します。その老婦人には何か秘密があるようで・・
「老い」がテーマの作品なので、暗い話なのかなと思いきや、笑えるところも多く楽しめました。さすが、山田太一！セリフが面白い！
年をとって一人ぼっちになって、誰も心配する人がいないから身軽で自由〜なんて老婦人は言ってました。そうかもしれない。でも、本当にそう思っているのかな。行きずりの関係でも人とのつながりがあるから、自分の存在を確認できるんじゃないかな。
根暗の旦那さんを演じていた伊藤孝雄さん、去年の稽古場公演で観客席でお見かけしました。さすが舞台に立つと雰囲気が全く違うので、びっくりしました。
娘役の女優さんは、次回の稽古場公演で主役を演じるようです。また、雰囲気違ってるんだろうな。
