「わたしたちの教科書」最終回

明日香(志田未来)は自殺ではなく事故だった。珠子(菅野美穂)の予想とは違っていたのかもしれませんが、その事実はこのドラマの中で、唯一の救いでした。

彼女が、子供時代に遊んだ秘密基地の壁に書いたこと、これこそ「わたしたちの教科書」なのかもしれません。

『自分は1人ではない。小学生の頃の自分もいる。20歳の自分も30歳の自分も、80歳の自分も。今の自分がすべてではない。だから死んではいけない。』

壁にぶち当たったとき、昔の日記を読み、頑張っていた昔の自分に励まされたことがあります。今、頑張ることが将来の自分を励ますことにもなる。

人生って奥が深く、素晴らしい。だから命は大切にしなくちゃいけない。自分の命も、人の命も。それが大人が子供に一番教えなくてはいけないこと。

重いテーマのドラマで、見続けるのは苦しかったですが、明日香の健気さには泣けました。

花男でつくしの弟役をやっていた冨浦智嗣君は、このドラマでは舌出して悪役を怪演してました。