- 作者: ルイザ・メイ・オルコット,Louisa May Alcott,松本恵子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1986/12/23
- メディア: 文庫
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最近、浅井三姉妹とか華和家の四姉妹とか「姉妹もの」を目にすることが多いなあと思い、「姉妹もの」の原点ともいえる「若草物語」の存在を思い出し、本棚から引っ張り出してパラパラめくってみました。
中学生の時にこの本を手にした時は、たいして期待もせずになんとなく読み始めたんだけど、性格の違うメグ、ジョー、べス、エミイの四姉妹のやりとりがおもしろく、いつのまにかハマってしまったんです。私はエミイが好きでした。
今、読んでもおもしろい。数々のエピソードが秀逸。そして、心理描写が細かい。作者オールコットの自伝的小説だけあってリアルなんです。
兄弟姉妹のいない私にとっては、自分の知らない世界を覗くおもしろさもありました。姉とか妹とか欲しいと思ったことはないのだけど、「姉妹」というものに対して無意識のうちの憧れがあるのかも?