- 作者: 堀和久
- 出版社/メーカー: 学陽書房
- 発売日: 2009/10/10
- メディア: 文庫
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また、つい手を取ってしまった幕末小説。
中岡慎太郎というと、坂本龍馬と一緒に暗殺されたという事ばかりクローズアップされてしまいがちですが、先日の東京江戸博物館の龍馬の展覧会で、慎太郎の書いたものを読んだんです。
「人を身分で判断してはならない」というような内容だったんだけど、単純にそれに感動して彼の本を読んでみようと思いました。
この本は小説なので、どの部分が事実でどの部分が創作なのかは分かりづらく、司馬遼太郎のような歴史解説が少ないので、ちょっと物足りない感じです。彼の足跡はよくわかるけどね。小鶴が実在の人物なのか気になって仕方がない。
下巻、西郷隆盛や龍馬とどう交流していくのか。彼の思想はどうなっていくのか、楽しみながら読んでいこうと思います。