「龍馬伝」と私の龍馬歴

まだ、「JIN」の「内野龍馬」も記憶に新しいところですが、福山雅治の龍馬も段々馴染んできましたね。確かにイイ男過ぎるけど、ちょっと背が高めの人は龍馬の扮装するだけで結構それらしく見えちゃうもんです。

脚本は書き下ろしのようですが、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の筋書きを思い起こしながら観てしまう。ま、岩崎弥太郎視点で語られていて、お田鶴さまも出てこないわけだから、あの小説のことは頭から離さないといけないですよね。


***********


高校時代に、その「竜馬がゆく」を読んですっかり龍馬ファンになった私は、京都の霊山の墓に参ったり、伏見の寺田屋に行って「ここに龍馬さんがいたんだ!」と1人で感動したり・・・という青春(?)を送りました。

ところが、その寺田屋も龍馬がいたころの建物は鳥羽・伏見の戦いで焼け、今残る建物は明治になってから建てられたものらしいということを、数年前にネットで知りました。その時のショックといったら!じゃあ、あの龍馬が襲われたときについたという、柱の刀傷や鉄砲の弾の痕は一体何だったのさ?

歴史って後の時代の人によって作られるものだってきいたことがあるけど、史跡の捏造があったとしたらちょっと許せないよね。あれから、歴史に関しては疑ってかかる習慣が身に付いてしまいました。もう、本人が書いた手紙や日記しか信じられないみたいな。もうちょっと、ロマンも持ちたい・・

そんな苦い思い出もあるけれど、ドラマはドラマ(史実を元にしたフィクション)としてこれからも楽しもうと思ってます。来週はあの吉田松陰と対面!史実じゃないけど、もしかしたら会ってたかもしれないし(ロマンです、ロマン)