「タイニーストーリーズ」

様々な「山田詠美」を味わうことができる短編集です。

どこかコミカルな話もあれば、濃厚な大人の世界もあり。そんな「多彩」な物語が、山田詠美の「多才」にあらためて気付かせてくれます。

私が好きなのは「G1と遊んだ話」。(1)から(5)まで五つの話が展開されています。

日本にいる米兵さんとの話は、私とは全く縁のない世界。だからこそ、本の中で追体験できるのが楽しいです。10月に平井堅のライブで訪れた、横須賀のドブ板通りをなんとなく思い出しながら読みました。

そういえば詠美さんの作品は色々読んでるけど、出世作の「ベットタイムアイズ」を読んでない。「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」も。これは読んでみるべきだよね。