「舞子はレディ」

日本の伝統である、京都のお茶屋文化を「ミュージカル」で見せちゃう!というなんとも突飛な周防正行監督らしい映画でした。

最近、ミュージカルに抵抗がなくなっている私ですが、この映画で主人公が突然歌いだすところは普通にびっくりしました。あ、そうだこれミュージカルだったんだって!

歌と踊りのシーン以外のドラマ部分はシリアスだったりもするのですが、ちょっとダレてきそうだぞ・・というところでミュージカルが始まるので、全く飽きることも眠ることもありませんでした。

主役の上白石萌音ちゃんの歌も素晴らしかったけど、草刈民代さんにも感心しました。バレエ踊れる人って、日本舞踏も様になるのね。歌も歌えるとは!

津軽弁と鹿児島弁のバイリンガルの少女が京都弁を習得して、最後は舞子としてお座敷に出る。ストーリーは読めちゃいますが、早く舞子になった姿を観たい!という期待感で最後まで楽しめる映画です。

彼女を見守る女将(富司純子)や京都弁の特訓をする言語学者長谷川博己)の優しさにも暖かい気持ちになれます。

それにしても舞子姿かわいかったなぁ。

舞妓はレディ

舞妓はレディ