- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: 文庫
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便利屋店主「多田」と高校時代の同級生「行天」の2人のやり取りが、この小説のキモ。おもしろすぎる。「行天」の変人ぶりに対する衝撃は「海辺のカフカ」のナカタさん以来か。
以前、映画化された時のキャスト(瑛太、松田龍平)のイメージでずっと読んでいました。が、ポスターで2人が出ていたことを知っていただけで映画自体は未見です。
私にとって馴染みのある町田が舞台というのも興味深かったけれど、こんなにいかがわしい町だったけ?と再確認したくなりました。
便利屋さんの日常を描いたライトストーリーなのかと思いきや、「人生にやり直しはきくのか」という重いテーマが流れる作品です。でも、とにかく男2人のやり取りがおもしろいので、エンターテイメントとして楽しめます。
作者の三浦しをんが女性だということは、さっきウィキペディアで調べて知りました。ずっと男だと思って読んでた!作風が男っぽくないか?
ちなみに「阪急電車」の作者、有川浩も読了後に女性だと初めて知りました。こちらは内容は女性っぽかったけど、名前が「ヒロシ」かと思ってたからね・・・