- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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映画「阪急電車」の原作本を読みました。
複雑に登場人物が絡み合うこの物語をうまく映画化したなと思ったのと同時に、小説は小説でやはり心理描写が細かくて読み応えがありました。
この小説、「あるあるネタ」に事欠かない。
電車の窓の外に変なものを見つけて、誰かに言いたくてしょうがなかったり。
電車の中の女子高生たちの会話がおもしろすぎて聞き入ってしまったり。
はたまた、電車から見えるワラビの群生を「無造作に獲物があるのに・・(取らないなんてもったいない)」という人がいたり。
なんかどこかで思い当たるエピソードばかりなんだよね。おもしろかったです。妙に共感しました。ありそうでなかった小説かも。