「バッテリー」

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

高校野球世界陸上、女子バレーで目まぐるしく変わっている我が家のテレビのチャンネル。そんな夏にぜひ読みたいと思っていた小説「バッテリー」。

おとなも夢中にさせた児童書ということで話題になっていましたが、野球小説と思って読んでみたら少しニュアンスが違っていました。

主人公の天才ピッチャーの少年は12歳にしては大人っぽく、心に何か闇を抱えているようです。その闇は何なのか小説の中にはっきりとした答えは書かれていません。

中学に入学するところで本書は終わっていますが、今後、野球を通じて彼がどう成長していくのか、本題はこれからという感じです。つまり「バッテリー」シリーズはこの後に何冊も続いていますが、これはそのプロローグという風に自分には受け取れちゃいました。

ただ、今はもう別の小説を読んでいるので・・このまま続編を読まずにいってしまうかもしれない・・

ただ、彼の今後には非常に興味あるんですけどね。