「尼門跡寺院の世界」&「阿修羅展」

先週の日曜日、ドシャブリの雨の中、上野で「尼門跡寺院の世界」&「阿修羅展」を鑑賞しました。

本当は西洋美術館の「ルーブル美術館展」に行くつもりだったのですが、1時間半という待ち時間に圧倒され予定を変更。

「尼門跡寺院の世界」は東京芸大美術館で開催されていて、最も空いていそうなイメージでしたが、確かにゆったりと観れました。

「尼門跡寺院」とは、皇族や公家などの女性が入寺することによって営まれてきた寺院だそうで、多くはわずか10歳未満で入寺したんだそうです!そのためか、人形やカルタなどがたくさん展示されていました。

正直、子供のときから寺に入れられるなんて可哀そう・・と思っちゃいました。でも、世俗を離れて、教養にあふれた文化的な生活を送ることができる人生っていうのも、ある意味幸せかも。


その後、東京国立博物館の前を通りがかると「阿修羅展」が20分待ち。今、話題になっていることは知っていたので、日本人の習性(?)で並んでしまいました。



「阿修羅像」は奈良時代(1300年前)に創建された興福寺の中に納められている「八部衆」の中の1体。阿修羅ばかりが有名ですが、他の仏像も表情が豊かで人間っぽいところが魅力的でした。

阿修羅の周りは、ものすごい人。若い人もいっぱいいて「日本人って、こんなに仏像好きだったっけ」っておかしくなるくらい。(私もだけど)

でも、阿修羅様はやっぱり別格。3つある顔の中でも正面の表情に引きつけられるものを感じて、いつまでも観ていたいような気持ちに。1300年という長い時代を経ても、人を魅了する力があるってすごいことです。

個人的には展示されていた和同開珎にも感動しました。教科書でしか知らなかったから・・