今日で大河ドラマ「篤姫」も最終回。本を読んだことで興味を持ち、観ていない回もありますが、興味深く観続けてきました。
近年、稀にみる視聴率の高さだったみたいだけど、観ていたのは女性が多かったんじゃないかなあ。常に女性目線のドラマだったから。男性には物足りなかったかも。
私は、ドラマの聖人君子のような篤姫よりも、小説版のドロドロしている篤姫の方が人間味があって好きかな。夢の中で和宮を打擲して、目が覚めた時に自分で自分が恐ろしくなっちゃうような感情的な篤姫。
あと、猫のサト姫のエピソードも楽しみにしていたけど、出てこなかったな。確かにドラマ版篤姫は、人間達に心を閉ざして猫を相手にしんみりしてる感じじゃないし。
あまりに篤姫にとって都合よく描かれすぎているなあ、と突っ込みを入れたい所も多々ありましたが、ドラマなので。以前、フジテレビでやっていた「大奥」なんて逆にエグ過ぎて、びっくりしちゃう内容(滝山が家定とデキていて、篤姫に子供ができなくなる薬を飲ませた)だったからね。あくまでドラマです。
史実を調べてみると、ドラマとは違った面白さ(真実は小説よりも奇なり!)があるよね。私が歴史を好きな理由。
- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (127件) を見る
- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (72件) を見る
※ ドラマでも小説でも描かれてないけれど、明治になってからの篤姫(天璋院)は、勝海舟と吉原見物に行ったり、開通したばかりの鉄道に乗って箱根に旅行に行ったり、髪型もショートカットにしてアグレッシブに行動していたみたいです。(江戸東京博物館「篤姫展」より)
実は、そんなドラマ最終回を期待してたんだけど、登場人物の死の話題が中心になっちゃいましたね。仕方ないけど、ちょっと寂しい最終回でした。