幕末維新展めぐり

この3ヶ月の間に、立て続けに幕末維新関係の特別展に行ってしまいました。

それぞれ面白かったんだけど、一番充実していたのが衆議院憲政記念館の特別展。

大河ドラマで話題の生嶋(幾島?)の密書とか、安政の大獄のときの付箋付き処罰案なんかも興味深かったけれど、「海を渡ったサムライたち」の原資料が珍しくて面白かったなあ。初めてアイスクリームを食べて驚く日本人の日記とか。

展示資料についての解説本まで無料でくれるし(ちなみに入場もタダ!)、原資料の数が他の特別展と比べて多かったので、かなりお得感のある特別展でした。

「今年は篤姫の影響で入場者数が多いんですよ」という記念館の人の会話が聞こえてきました。私は元はといえば「世に棲む日日」を読んだことが、幕末に再び関心をもったきっかけだったのだけれど・・

今の時代を幕末に例える人もいたような。外国との関係がポイントになっているというところは今も昔も変わらないかも。

私も思います、幕末の志士たちが今の日本の状況を知ったらどう思うのだろうかって。

でも、こんなこと思うのもナンセンス。彼らは彼らの生きた時代の中でしか物を考えられないし、今の時代の事は今の時代に「棲む」人間で考えなきゃいけないことだから。