「黒笑小説」

黒笑小説 (集英社文庫)

黒笑小説 (集英社文庫)

またまた「帯」に魅かれて「帯買い」。

「俗物作家東野がヤケクソで描く文壇事情など13の黒い笑い」

「ヤケクソ」って・・(笑)彼、東野圭吾が「容疑者Xの献身」で直木賞を取ったとき、「やっと取れました!」みたいな俗っぽいコメントをしていたのを思い出しました。でも、そういう人の方が素直で好きなのよ。

そんな「俗物作家」東野圭吾だからこそ書ける(?)作家と文学賞をめぐる短編も面白かったけど、他の作品も面白かったです。下ネタ系が多かったけど、はっきりいって面白かったです(笑)

東野圭吾というとシリアスなものばかり読んでいたけど、ユーモアセンスも抜群です。というか、私自身がブラックな笑いが好きということなのかもしれないけど。