「ディロン〜クリスマスの約束」

NHKドラマ「ディロン〜クリスマスの約束」を観ました。
今年の5月に土曜ドラマ枠で放送されていたドラマのスペシャル版。連続ドラマの時から好きで欠かさず観ていたので今日も楽しく観れました。
やはり、ディロンは利口で可愛い。人間よりも時に人間性があるというか、人を包み込む力がある。でも、柴犬(雑種?)のアリスも食い意地の張っているところが、昔うちで飼ってた犬に似てて可愛かったなあ。うちの犬は馬鹿で、お腹がすくと砂利とか食べてましたから・・

そして、忘れてならないのは、このドラマが吉沢悠の復帰後、初放映ドラマだったということ。久しぶりに吉沢君の演技をブラウン管で観ました。樋口可南子と夜、話しこむシーン。自分の身の上を訥々と話す所は、中々難しい演技だったと思いますが、彼の良さ(ナイーブさ)が出ていて味わい深かったです。

先月くらいに「婦人公論」という雑誌に「絶頂期に僕を襲った飛び降り衝動」というショッキングな見出しの記事が出ていました。仕事が忙しすぎて自分を見失い「うつ状態」になった吉沢君。真面目で役に対してのめり込んでしまうが故なのかと考えてみたり。
でも、どんなに強そうに見える人でも、心の中に弱い部分を抱えている筈。だから、吉沢君には、これからも演技者として明るさや強さだけではなく、人間の暗い部分や弱さもちゃんと表現できる役者になってほしいのです。それを求めている人がいるから。吉沢君には、それができるんじゃないかなあ。
役者として帰ってきてくれたことが、心から嬉しいし、良かったなあと思っています。