「THE有頂天ホテル」

楽しい気分になりたくて、昨日やっと「THE有頂天ホテル」を観てきました。

どういうストーリーかを説明するのは、とても困難かも。
三谷幸喜ファミリーが大量に出演していて、それぞれの事件がいくつもいくつも錯綜してるので。
何年か前の「ラブアクチュアリー」という映画を思わせます。
でも、あの映画に比べると、新年を迎える直前の数時間の出来事を、ホテルの中という場所に限定して映画にしてるので、思ったより混乱しなかったです。
役者の持ち味が本当によく生きてました。一番笑ったのが伊東四朗松たか子もコメディエンヌの才能を感じさせるし、角野卓造篠原涼子の掛け合いも笑わせた。篠原涼子は何を演じてもうまいけど、今回は素に近い感じ(失礼?)でしたね。
オダギリジョーも出色の出来。ああいう微妙な演技って難しい。かなり額が後退してたけど、あれは特殊メイクなのかな?彼が字を書くとき膝をついたまま移動する所がかわいくて笑えた。

うーん、でも佐藤浩市にもっと面白い演技をしてもらいたかったな。役柄上、仕方なかったけどイメージを壊すようなことを、やってもらいたかったです。
あと、香取慎吾の役は普通すぎて彼がやる必要性がよくわからなかった。

レイトショーだったこともあって、最後の方ちょっと眠くなりましたが、とにかく笑いたい、楽しみたいという希望はかなったかな。
三谷さんのつくるものは、センスが良くて品がいいですね。