「山女日記」

山女日記 (幻冬舎文庫)

山女日記 (幻冬舎文庫)

確か湊かなえさんは山に登る人なんだよね。山に登る人でなければ書けない小説です。

私も子供の頃、山好きの親に連れられて夏になると北アルプス八ヶ岳に行っていました。当時はただ泊りがけでどこかへ連れて行ってもらえるのが嬉しくて、山でも海でもどこでもいいなと思ってたけど。

大人になってから登る山は子供の頃よりちょっとつらい。体が重くなったせいか!

この本を読むと「また山に登りたいな」って思う。苦労しないと行けない非日常の空間に行きたい。登っているときには意外と人生を考えている余裕はないかも?というか、日頃の小さな悩みなんかは、忘れてしまうよね。

だから、山に登りたくなるのかな。