「火花」

火花 (文春文庫)

火花 (文春文庫)

又吉直樹の話題の芥川賞受賞作を読みました。

変な先入観をもっていましたが、本格的な小説でした。そりゃそうだよね、芥川賞だもの!

芸人さんのリアルな心理がさらけ出されてました。又吉さんだからこそ書ける事なんでしょうね。

世間が求める笑いに迎合するのか、自分のやりたいことに執着するのか。何が「面白い」ということなのか。

「お笑い」の世界は奥が深くて、答えの見えない世界。「芸能」の中でも最も過酷な世界なのかもしれないなと思いました。