ドラマだらけの全日本フィギュア

昨日の全日本フィギュア、女子シングルと男子フリー。多くのドラマ、多くの涙がありました。

出産を経て復帰した安藤美姫。スピードは戻ってなかったけど、ノーミスで滑り切りました。「マイウェイ」は彼女の生きざまそのものなのでしょう。「未婚の母」に一部で批判もあるようですが、私は応援したい。周囲の雑音なんか気にするな!

村上佳菜子は号泣でした。今季は不振にあえぎ、グランプリファイナルにも出場できませんでした。後輩の宮原知子も力をつけてきています。そんな中、SPは3位。感情をあらわにする彼女のうれし涙は、ちょっと笑いを誘いますが結構好きです。

そして、高橋大輔。運が悪いというか、一番大切な五輪シーズンにケガをしてしまいました。あんな悲壮な彼の表情を観るのは初めて。ジャンプで転倒したときにスケート靴の刃で切った、手からの流血がまた彼の現状を象徴しているようで痛々しい。

キラキラの羽生結弦やパワフルな町田樹とは対照的で、世代交代は仕方ないと思いながらも、さびしい気持ちでいっぱいです。高橋大輔がきっかけで男子フィギュアを好きになった人もいっぱいいるはず。私もそんな一人。昨日が最後の舞台だとは思いたくない!ですよね・・・

今日は女子のフリー。そして、五輪の代表も決まります。五輪シーズンの全日本フィギュア。観ててつらいときもあるね。