森光子さん追悼番組

森光子さんが92歳で亡くなり、追悼番組がフジとTBSで放送されました。同じ追悼番組でも、内容は対照的でした。

フジは森さんのライフワークであった舞台「放浪記」にスポットを当て、晩年の壮絶な舞台裏の映像を公開しました。また、最後の仕事になったナレーションの仕事でのエピソードにも時間を割き、晩年のちょっと痛々しい森さんの印象が残る番組になっていました。

対してTBSは「時間ですよ」や「渡る世間は鬼ばかり」などのお馴染みのホームドラマで明るい笑顔を見せる、往年のおかあさん女優の森さんの映像をたくさん流していました。昔は「ドラマのTBS」という言葉があったほどで、森さん出演のドラマもTBSが多かったための蔵出し映像だったのかもしれません。

私にとって「森光子」といえば、やっぱりホームドラマのおかあさん役や「3時のあなた」の司会のイメージ。晩年の姿は観ているのがつらかった・・

でも、そこまで女優魂を燃やして演じることにこだわった「放浪記」は生で観てみたかったな。今日、教育テレビで放送されていたのは録画しました。時間がある時にじっくり観ようと思います。