福澤諭吉展


なんか妙に親しみやすいお顔!晩年の1万円札のやや頑固そうな風貌とは、ちょっと雰囲気の異なる若き日の福澤諭吉です。

昨日、東京国立博物館で開催されている「福澤諭吉展」に行ってきました。珍しく招待券が当たったので・・パンフレットの写真は幕末、ロンドンに行った時に撮影されたものだそうです。

福澤諭吉は幕末に活躍した坂本龍馬なんかと同い年なのですが、いわゆる志士とはちょっと違う道を歩んでいるところが面白いですね。上野で彰義隊が戦ってても、通常通り慶応義塾で授業。周りに流されず、常にマイペース?

政治家になって国を動かすということではなくて、「独立自尊」の個人を育てることが国力アップにつながると考えておられたようです。

早くから男女同権を唱え、結婚したら男性の姓と女性の姓から一字づつ取って新しい姓をつくればよいということまで・・今から考えても、びっくりな意見です。

家族を大切にして、66年の生涯を全うした人生。ドラマにはなりにくいのかもしれないけれど、興味津津の人生ですね。今度「福翁自伝」も読みたいです。


新版 福翁自伝 (角川ソフィア文庫)

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