演劇集団キャラメルボックスの春の公演。サンシャイン劇場にて。前から、一度キャラメルボックスのお芝居を観てみたくて、今回3年振りに上川隆也が出るというので、ミーハー心も手伝い(?)観劇してきました。
よくある「タイムスリップもの」なのですが、ある事情によりタイムスリップした上川さん演じる主人公が、現代に戻ってくることなく、そのまま年を取るという設定なんですね。なんかせつない話・・笑いどころも多いのですが、クライマックスに近いシーンではすすり泣きの声が結構きこえてきました。
舞台の上の上川さんは、やっぱりフットワーク軽いね。「すいませんでした〜」とか謝りながら「でんぐり返し」するところとか、大笑いしたな。あんな上川さんが観れるなんて!
年取ってからの演技も、じいさんそのものでした。舞台のおもしろいところは、おとなが子供の役を演じたり、若い人が老人の役を演じたりできるところ。ドラマや映画じゃ顔がアップになって無理があるけど、舞台は演技ひとつで、どんな役柄も演じることができる可能性を秘めていると思います。
多少、お値段は高くとも観た後の満足感を思うと、やっぱり生のお芝居はいいなあと改めて思ったのでした。
きみがいた時間 ぼくのいく時間-タイムトラベル・ロマンスの奇跡-
- 作者: 梶尾真治
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: 単行本
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原作です。