東京都美術館「ルーヴル美術館展」

3連休の中日、お天気も良かったこともあり大混雑でした。

絵画や彫刻よりも、フランスの王家の人たちの使っていた家具や日用品の展示が中心。美術にさほど興味ない、ベルばらにハマったミーハーおねえさん(私のような)でも、十分楽しめる、展覧会です。

置時計や掛時計、燭台や食器、やたら多く展示されていた「嗅ぎ煙草入れ」・・・とにかく細工が細かくて素材も金だの銀だのダイヤだの。とにかく贅を尽くしています。

日本の蒔絵のついた家具や置物もありました。マリー・アントワネットは蒔絵をコレクションしていたそうです。日本とは自由に貿易してなかったはずだし、相当、価値の高いものだったんじゃないかな。

なんといっても圧巻だったのが、マリー・アントワネットの旅行用携帯品入れ。ここは特にすごい人だかりで。香水瓶やら、洗面器やら、食器やらが大きなトランクに詰められているのです。もちろん特注。多くの小物には、「マリー・アントワネット」のMとAの文字を合わせたモノグラムまで付いてました。ここまで来ると、かなり笑える・・

やあ、これだけ贅沢してれば、革命も起きるよ・・でも、権力やお金が1点に集中してたから、これだけ素晴らしい美術品がこの時代に生まれた、という見方もできるよね。