夏休み恒例の「新潮文庫の100冊」の中の1冊。書店の店頭でみつけて、懐かしくて手に取ってしまいました。
子供の頃に読んで印象に残っていたのは、「赤いろうそくと人魚」「野ばら」「港に着いた黒んぼ」等の、ちょっと毒のあるお話。
今回、あらためて童話集を読んでみると、「毒」を含みながらも、やさしさ溢れる物語が多いことに気付きました。
やや道徳臭が強いと感じる話もありましたが、美しい情景が目に浮かぶような幻想的な話も多く、子供だけじゃなく童心に戻りたい大人にも、オススメです。
- 作者: 小川未明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1961/11/13
- メディア: 文庫
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