「小川未明童話集」

夏休み恒例の「新潮文庫の100冊」の中の1冊。書店の店頭でみつけて、懐かしくて手に取ってしまいました。

子供の頃に読んで印象に残っていたのは、「赤いろうそくと人魚」「野ばら」「港に着いた黒んぼ」等の、ちょっと毒のあるお話。

今回、あらためて童話集を読んでみると、「毒」を含みながらも、やさしさ溢れる物語が多いことに気付きました。

やや道徳臭が強いと感じる話もありましたが、美しい情景が目に浮かぶような幻想的な話も多く、子供だけじゃなく童心に戻りたい大人にも、オススメです。

小川未明童話集 (新潮文庫)

小川未明童話集 (新潮文庫)