「ハケンの品格」第2話

篠原涼子主演。というだけで観たくなってしまうわけですが、今回のドラマもパンチが効いてていいです。

篠原演じる大前のように愛想もなく言いたい事を言える派遣社員は、現実にはいないでしょう。でも、彼女の吐くセリフは、現実に「派遣」で働く人の本音。「正社員VS派遣社員」をあえてデフォルメして描いているようですが、その中に現実社会が浮き出ているような気がします。

「寄らば大樹の陰」という人って意外と多い。「私は○○株式会社の社員です」と。でも、名刺から会社名を取ってしまえばただの人。会社という枠組みを離れても、どこへ行っても通用する仕事人になる。「就社」じゃなくて「就職」。私にとっても理想です・・

悪役(?)の正社員を演ずる大泉洋の先週のセリフ、「正社員がどんどん首切られて、よそ者の派遣が増えてくる。昔、一緒に働いてた人達とまた働きたい。同じ釜の飯を食っているという感じで良かったのに。」というのも、わかる気もします。でも、日本の会社は効率優先になっているし、この変化は止められないのでしょう・・