「無頼の女房」

ものすごく久しぶりに「舞台」を観に行きました。新宿シアタートップスで公演中の「無頼の女房」。何度か日記にも書いた「裕木奈江」が主演ということで、気になっていたのです。運良く午後2時からの部の当日券があり、観劇することができました。

作家、坂口安吾とその妻をモデルにした喜劇で、しんみりさせる部分もある物語です。夫妻を取り巻く登場人物・・編集者、作家仲間、医者、女中・・が大勢、出てきます。が、皆さん個性的で、芸達者で一人一人が強い印象を残しています。
裕木奈江もベテラン舞台俳優の中で、頑張っていたと思います。役柄上、受けの芝居が多いので、自分の色を出すのは難しかったと思います。最後の憂いを含んだ表情が良かった。和服で階段登ったり、降りたりは大変だよね。舞台俳優は体力勝負です!

それにしても、やっぱり生の舞台はいいなあ。目の前で繰り広げられる芝居を観て笑い、ホロッとする。役者さんの生のパワーがビンビン伝わってくる・・
映画のように後に残らないけれども、残らないからこその「価値」が舞台にはあるんじゃないかなあ。その時、その場に居た者だけが味わえるという贅沢感。これから、もっと舞台を観に行こうかなあ。舞台の宣伝パンフもいっぱい貰ったし。(大量に席に置いてあったのでびっくりしました)