- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 文庫
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「まほろ駅前多田便利軒」のスピンオフ的な続編。
スピンオフ的なというのは、物語の個性的な脇役たちを主人公にした後日談が多数収録されているから。
まほろワールドは読んでると心地よい。唯一、裏社会のボス、星が高校生をいたぶる場面でリアルに想像しすぎて気分悪くなっちゃったんだけど。本で気分悪くなったことなんてないんだけどね。自分ってそんなに繊細だったのかとびっくり(笑)
色んなエピソードの中で、曽根田のばあちゃんの若いころの話が一番ツボでした。
最後に行天が挙動不審(いつもの挙動不審とは違う感じの挙動不審)になったところで唐突に物語は終わるんだけど、これは続編ありとの伏線か?多田の恋バナも中途半端で終わってるし。
映画と同じキャストでドラマ化もされるそうで、みれたらみたいです。テレ東系列ってのがまた、マイナー感が漂ってていいよね。